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リザードカクテルバー byさいと~2011-04-04(Mon)

・あらすじ
リザードカクテルバー。
竜系の雄がスリットで客に酒を飲ませるいかがわしい店。
そこに務めることになったミドリ君のお話。



「はぁ・・・」
 目の前の建物を見上げ、何度目のため息だろう。
 とある事情で多額の借金を背負ってしまった僕が、大学の友人に相談したところ、蜥蜴人ならと薦められたのがここだったのだ。
 給与の良さに藁にもすがる思いで連絡をしてみたのはいいものの、やはり不安なものは不安だ。
 腕時計に目をやると、かなり早めに来ていたにもかかわらず、もう約束した時間になろうとしていた。
 でもこんなところで逡巡していても何にもならない。僕にはどうしてもお金が必要なのだ。
 勇気を振り絞り、店に足を踏み入れる。


「ん?ああ、すみませんお客様。当店は会員制となって――」
「あっ、あのっ、今日連絡させていただいたものなんですけどっ!」
 緊張から相手の発言を遮って、場違いな大声を出してしまった。獅子の青年が目を丸くして固まっている。
「――ああ、今朝連絡してきた子かな。とりあえず店内に入ってくれるかい?」
 獅子に促されるままに、店内に案内された。
 道すがら好奇心と少しでも不安を紛らわせるためにきょろきょろと回りを見回してしまう。だが、見れば見るほど自分なんか場違いではないのかという思いがムクムクと湧き上がり、さらに不安をあおっただけだった。早鐘のような鼓動とカラカラになった口内がやけに気になった。
 小部屋に着くと、獅子が椅子に腰を下ろし、こちらにも椅子を勧めてくる。
「?」
 とりあえず薦められた椅子に座るも、彼が何者か分からなかったので首を傾げていると、相手もようやく思い至ったようだ。
「あ、ごめんよ。言ってなかったけど、僕がこの店のオーナーね。さっそくだけど電話で言ってたものだしてくれるかな?」
「はっ、はいっ」
 思っていたよりも若い事に驚きつつも、あわてて鞄から履歴書やその他のものを取り出し見せる。
 オーナーは黙って履歴書を見つめていたが、時折こちらを見つめる鋭い眼差しにだんだんと居心地の悪くなってくる。
「もういっこ確認するけど、お酒は飲めるんだよね?」
「はいっ」
 いきなり声をかけられて吃驚したが、さらに驚く事になるのはこの後だった。
「おーけー。じゃあ採用で」
「えっ」
「採用で。若いし、顔も悪くないし、酒も飲める。十分だよ」
 ……あまり面接の経験が豊富な方ではないが、これが異常な事くらい分かる。本当に大丈夫なのだろうかこのお店、と改めて不安に思っていると店内に誰かが入ってくる音、そして遅れて挨拶が低く店内に響いた。
「おはようございます」
「あ、丁度よかった。新人君の指導任せるから、いろいろ教えてあげて」
 オーナーは僕の背後に目をむけ、それだけ言うと席を立ちどこかへ行ってしまった。
 オーナーのあまりのいいかげんさと軽さに呆れていると、視界に影が差し、背後に誰かが立ったのが分かる。
「よ、よろしくお願いします」
 振り返りつつ挨拶するとそこには、黒い鱗に身を包んだ竜種の中年がいた。かなりの強面だ。
「ん、よろしく」
 一言だけそう返されると、身振りでついてこいと案内されたのはロッカールームだった。
「改めてよろしくお願いします。僕―」
 口元に指を当て、静かにというジェスチャーで遮られた。
「名前はいい。君がいいならいいけど、あんまり自分の事を言いたがらない人も多いからな。ある程度仲良くなるまではそういうことはしない方がいい」
 自己紹介を遮られるとは思わなかったが、やはりワケアリの人が多いのだろうか?
「さて……、オーナーからはどこまで聞いたか分からないから、まぁ最初から言うぞ?」
 まさかまったく何も聞いてないなどとは言えず、黙ってうなずく。
「この店は、まぁ俺ら鱗族のスリットを使ってお客さんにお酒を飲んでもらうサービスをする店だ、それはいいか?」
「……は、い」
 分かってはいたが改めて口に出されると、自らの体を切り売りするという事実に気分が沈む。
「給与は基本的には歩合制だな。注文が入ってないときは、ウェイターとして動く。んで、お客さんに振舞った自前の酒の料金が、まぁ経費とかもろもろさっぴかれた後、俺らの懐に入る。指名料だけは例外でこれは俺たちが全部もらえる、って感じだ。だいたいはな」
 全く経験のない僕がきちんとお金が稼げるのか不安になっていると、態度に出ていたのだろう。竜人が紛らわすように言葉を続けた。
「まぁ新入りの間はなんだかんだ言っても、珍しがって指名されるからそんなに心配しなくていい。問題は慣れた後だが……これは今心配するような事じゃないからな」
 そういって彼はこちらに笑いかけてくれた。第一印象では無愛想なイメージだったが、意外と面倒見はいいのかもしれない。
「じゃあいろいろ測るから脱いでくれ」
「測る、んですか?」
 彼は僕の質問に答えながらロッカーからいくつかの道具を取り出している。
「うん。ああ、等級は新入りは例外なく二級だからいいんだが、スリットと、その、……マドラーの大きさを測らないといけないんだ。お前だって化け物みたいなものつっこまれて怪我するのはやだろ?」
 何となく察する事は出来たが、言いよどんだところを見ると、意外と生真面目で純情な人なのかもしれない。そんな人が何でこんなところで働いてるのか気にはなったが、先ほど彼に言われた事もある。口にするのは諦めた。大体僕だって事情を聞かれても答えられないのだ。
 そんな事を考えながら素直に服を脱ぐ。鱗族の人はペニスも収納されてるため下着を履いていない者も多く、同族相手なら裸体でもあまり羞恥したりはしない。僕だって例外じゃない、けど。
「じゃあ勃たせてくれないか」
 さすがにそういわれると恥ずかしい。だって他人に自分のペニスを見せる事なんて今まで一度もなかったのだ。でもここで恥ずかしがっても店ではもっと恥ずかしい事をしなくちゃいけない。
 気持ちを奮い立たせ、スリットからペニスを取り出し普段やっているように片方を手で刺激する。他人に見られながらの行為はひどく羞恥と興奮を煽るものだったが、やはり、不安と緊張があるからだろうか?なかなか勃起しないペニスに焦りがつのる。
「……しかたないな」
 竜人が困ったように笑い、必死でペニスを擦っていた僕の手をつかんで椅子に座らせると、おもむろに膝をつき、僕のペニスを両方とも口にくわえた。
「うっ!?」
 まさかいきなり口に含まれるなんて、しかも両方とも。僕の上げた驚きとも快感ともつかない声にも意を介さず、黒い竜人は冷静に舌を使って僕のペニスを刺激していく。その質実剛健そのものとも言える外見と、じゅぶじゅぶと音をさせて他人のペニスをしゃぶっているという淫らな行いのギャップに、僕のペニスは直ぐに硬くなった。
「これでいっぱいか?」
 頬張っていたペニスを口から出し、垂れる涎を手の甲でぬぐいながら聞いてきた。……そうだった。あまりにも気持ちよくて忘れてしまっていたけど趣旨は勃起させる事だったっけ。少しフェラされただけでそんな事も忘れてしまうほど理性が飛んでしまっていた事が恥ずかしくて答える声が少し小さくなった。
「……そうです」
「よし」
 彼は手際よく上、下、両方のサイズを測り、何かのボードに記入していく。
「よし、じゃあ次はスリットの方だ。すまんが、えーっとまぁ、そいつを仕舞ってスリットを目一杯広げてくれ」
「……これでいいですか?」
 目一杯。あまりの恥ずかしさにクラクラしつつも、こうなったら自棄だとばかりに思いっきりスリットを広げる。自然とM字開脚のようなポーズになり、顔から火が出そうになるが、蜥蜴人の表情なんて同族でもなければ読み取ってはくれない、だろう。
 そんな気持ちを知ってか知らずか、彼はロッカーから出していた他の道具を手に取り、有無を言わせずスリットに取り付けていった。テレビの外科手術か何かで見たことがあるような形だ。
 そしてスリットの下側に透明なストッパーを嵌め、先ほどの器具と固定した状態で竜人が手を止めた。どうやら取り付けは完了したらしい。
 器具で無理やり広げられた隙間に空気が入ってスースーする。
「もう手は離していい。今は違和感があると思うが、すぐに慣れるからな。上から水入れるから一杯になったら言うんだぞ」
 そういって竜人は水差しを手にし、スリットの上部から水を注ぎ込む。
 普段は温い粘液しか触れることのないそこに水が流れ込んで来た。火照ったペニスに冷たい水が触れ心地いい。
 上からは透明なストッパーを通してスリットの内側が赤くゆらめいているのが見える。そこに彼が顔を近づけて水を注ぎ込んでいるのだ。自分でも見たことのないような部位、それを奥までまじまじと見られているのを意識しだすと気になって仕方がなかった。
 真剣な表情で水を注いでいる彼の表情を見ているうちに先ほど、一生懸命、僕のペニスをしゃぶっていた彼の表情が重なる。その瞬間、その時の感触と今ジョロジョロと緩くスリットの中を叩く水の刺激にゾワリと背筋が逆立った。
「……っ!?」
 ……逝ってしまった。咄嗟に手で股間を覆ったが、彼は目の前で見ていたのだ。水が白く濁ったのを見逃したりはしなかっただろう。
 あまりの恥ずかしさと情けなさに、涙が出てきた。このまま消えてしまえればどんなに楽だろう……。
「大丈夫、大丈夫だから。とりあえずあっちにシャワールームがあるから行ってきなさい。俺もあとから行くから」
 まるで子供をあやすかのような口調に情けなくなりながらも、今だけその言葉に甘えさせてもらう事にした。


 シャワールームにつくと、想像したような小さいものではなく、かなり大きく複数人で入るのを想定している広さだった。そういえばこのお店の施設はどれもこれもいいものだったような気がする。意外と繁盛しているのかもしれない。
 シャワーを顔に浴び涙を洗い流すが、気分は晴れないままだ。暗い気分も一緒に洗い流してくれればどれだけよかっただろう。
 そういえば股間にぶらぶらと、器具をつけたままだった。はずし方がよく分からないけど、それほど複雑なものじゃないはずだ。はずしてしまおう。
「いてててて」
 先ほどとは違う種類の涙が瞳から出てきた。友人がジッパーにモノを挟んだ時、確かこんな動作をしてた気がする。その時の友人に心の中で謝りながら、挟まった肉を丁寧に取り、白濁した水を洗い流す。
「そこはよーく洗っておけよ」
「うっひゃぁ」
 いつのまにか背後に居た黒竜に吃驚して変な声を上げてしまった。
「悪い、驚かせたか?」
 そこには大柄で筋肉質な体に、うすく脂肪の乗った見栄えのする、といっていいのだろうかとにかくとてもかっこいい裸体を晒した黒竜が居た。
 いや、ここはシャワールームなんだから全裸でも当然なんだけど、体が動くたびに湯気で軽く湿った鱗がぬらぬらとなまめかしく、正直に言って目の毒だった。
「いえ、大丈夫です」
 これ以上見てたら、いろいろまずい。それにジロジロ見ると失礼かもしれないし。それでも気になってチラチラと横目で見てしまうのを止める事は出来なかった。
 そんな気持ちを知ってか知らずか、黒竜はシャワーを手に取り、鼻歌を歌いながらゴシゴシと石鹸で泡を立てて体を洗っている。
 言われたとおり、スリットの中を丁寧に洗っていると、隣の黒竜もそこを洗い出した。
 竜種は蜥蜴と違ってスリットの上部に陰毛が生えていた。まだ泡がついたそれを片手でかき分けてスリットを開きそこにシャワーを当てている。
 しばらくそうしていたかと思うとスリットの中に手をいれ、一本のペニスを取り出すとシャワーを固定し、両手で洗い出した。
 自慰もあんな風にするのだろうか?ドキドキしながら見ていると突然、黒竜が堪えきれないといった様子で笑い出した。
「若いなぁ」
 黒竜の視線を辿ると、僕のスリットの中から露出していたペニスがギンギンに勃起していた。 


「いやー、さっぱりした」
 タオルで体を拭いながらそう言う黒竜はかなり機嫌がよさそうだ。やはり水浴びは鱗族なら誰でも好きなんだろうか。
 それでも最低限の礼儀として、一応謝っておくべきだろう。
「すみません、つき合わせてしまって」
「いやいや、どちらにしろ出勤前に風呂に入る規則になってるからな。あっ、そうだ。体拭き終わったらこれ張っとけ」
 なにやら半透明のテープを取り出し、そんな事を言い出した。何に使うのだろうか?彼はそのテープを自分のスリットの上からペッタリと張りつけた。
「えーっと、何の意味があるんですか?」
「その日まだ使ってません、って事らしい。まぁ便所とかそういう不便はあるが、何もないならつけといた方が特だな」
 そういってロッカーから二着、黒い制服を取り出してきた。
「これが君の、いやミドリ君の制服」
 結構高級そうな生地のウェイターの衣装が渡される。そこには名札がついており、ミドリ・二Mと書いてあった。先輩の名札に目をやると、クロ・特XLとなっている。
「ありがとうございます、クロ先輩」
 しかし、下に着るシャツや、あのエプロンみたいなものはないのだろうか?
「えっと、すみません先輩。他はどうすればいいんでしょう?」
「無い」
 驚愕の事実。確かに裸でもあまり恥ずかしくないとは言っても同族相手限定だし、一応の社会常識はある。少し震える声で先輩に問いただす。
「い、いいんですか?」
「注文されるたびにいちいち脱ぐのは面倒くさいだろ?俺らに付き合わされて、下脱がないといけないマドラー専門のやつらの方が恥ずかしそうだったぞ。まぁそういう毛皮連中は、剃られるまでは裸じゃない!なんて強がってたけどな」
「そ、そうですか」
 そういうもんなのかな。もはや僕には何が常識か分からなくなりつつあった。
 その後、店の用語や、法度、休憩室等、店内の配置を教えてもらっていると時間はあっという間に過ぎていった。


 ある程度の基本を教授され、いよいよお店に出る事になった。
 今は開店時間をすこし過ぎ、いわゆる一番お客が入る時間らしい。
 ドアをくぐるとお客同士が話しているだけなので思ったより静かなのだが、視界の中でどこもかしこもモゾモゾとうごめいていて少し不気味だ。
 カウンターでは山羊のバーテンダーが、先ほどの器具をつけた蜥蜴人を背後から貫き、胸をいじりながら喘がせている。
 他の席では犬につきこまれ、声を漏らしている蜥蜴人や豚人のお客さんに、スリットの中にまで鼻をつきこまれ、舐められているものもいた。
 見たこともないような刺激的な光景に、今まで自分が生きてきた世界と全く違う事が、いやでも分かる。容赦のない現実に怖くなり体が震えだす。
 不意に後ろから肩を叩かれて体が跳ねる。声が漏れなかったのは僥倖だった……。見るとクロ先輩がそこにいる。
「大丈夫だ。挨拶だけはちゃんとしておけばそうひどい事にはならないよ。失敗しても俺らがフォローするから、とりあえずやってみなさい」
 そう言って、尻尾をゆらゆらとゆらして行ってしまった。
 先輩の言うとおりやる前から怖がっても仕方が無い。とりあえず、やってみよう。

 しばらく教えられた通りウェイターをやってると、最初の不安はかなり緩和され、お客さんとスムーズに挨拶を交わす程度の余裕が出てきた。親切に対応してくれたのはこちらが新人だったからかもしれない。
 しかしそうやっていると最初の不安とは別種の不安が頭をもたげてくる。注文はしてもらえるのだろうか?
「クロさん指名!とりあえず直飲みだけで頼むわ!」
 その思考を遮ったのは虎のお客さんの元気な注文の声だった。
「……ミドリ、酒持ち頼むわ」
「わわっ」
 またしてもいつのまにか背後に来ていたクロ先輩にささやくように言われた。……お酒持ってなくて良かった。

「ご指名、ありがとうございます」
「ありがとうございます」
 クロ先輩に教えられた通り挨拶する。お客さんは虎の四十代のおじさんだった。一人客で好色そうな目をクロ先輩に向けている。
 クロ先輩は気にせずに中央の専用台に仰向けにごろりと寝転がると、スリットがお客の目に見えるように足を開いた。スリットには前張りがついたままだ。
「こちらで剥がしましょうか?」
「いや、自分でやる」
 鼻息荒くそういうと、ベリッと勢いよく剥がし、それを嗅いで楽しんでいる。
 少し唖然としたが、気を取り直し、先輩のスリットに酒を注いでゆく。……どんどん入る。マスターが瓶ごと手渡してくれた意味がようやく分かった。
 なみなみ注ぐと、鼻息が荒くお客さんがクロ先輩の股間にむしゃぶりついた。鼻息で先輩の陰毛がそよいだのは気のせいじゃないと思う。
 無遠慮に舌を差し入れ、スリットからこぼれた酒も啜っている。猫族特有のざらざらした舌でスリットを舐められ先輩の顔がゆがんだ。その顔を流れた汗が照明を反射して光る。
 お酒を入れた後、直ぐに業務に戻るのがマニュアルなのだがあまりに扇情的な光景に目を奪われていたらしい。客が声をかけてきた。
「おっ、お前新入りか。丁度いい。マドラーやってくれ」
「えっ、僕ですか?」
 ボーっとしていた意識をお客さんの声でひきもどされた。怒られなかったのは幸運だと思う。
「おう、お前のでかき混ぜてやってくれ。濁りはナシでな」
 初めては怖かったが、クロ先輩となら大丈夫。とりあえず僕も前張りを剥がし先輩の前に立つと、ペニスを取り出した。先ほどの光景で既に準備は出来ている。
「……まずはゆっくりといれて、それから全体にこすり付けるようにまわすんだ。焦らずやれば大丈夫だから」
 こちらを気遣って、小声でクロ先輩が指示を出してくれた。
 先輩の言ったとおりにゆっくりと先輩のスリットにペニスを挿れていく。酒で火照った先輩のスリットが僕のペニスに絡みついてきて気持ちがよかった。
 それだけで、先ほどのお客を笑えないくらい興奮し鼻息が荒くなる。とりあえず指示通り、かき混ぜるように腰を動かしていたがやはり見ていて物足りなかったのだろうか。客が野次を飛ばしてきた。
「じれってぇ、もう一本挿れちまえ」
「かしこまりっ、ました」
 客の要望なら仕方がない。荒い息を付きながら両方とも入れる。先輩のスリットはかなり広いものだったが流石に二本とも入れるときつい。
 自然と僕のペニスで先輩のペニスを挟むような形になり、どう動かしても擦れて気持ちがいい。気付けば先輩からの指示が途絶えていた。不安になりそちらを見ると、先輩の顔は大きく歪み、ペニスを動かすたびに声にならない息をもらしていた。
 それを見ると自慰では感じた事のないような興奮が体を支配し、腰が止められくなる。初めてで舞い上がった僕は法度も忘れ、逝ってしまった。

「……もうしわけ、ありません。直ちに……作り、直します」
「もうしわけありません」
 先輩は息も絶え絶え、という様子でお客に謝り、お酒を作り直す事になった。虎のお客はそれを見てニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。今度の視線には僕に対するものも含まれていた。
 結局その後もう一度作るのに失敗し、注文にこたえられたのは三回目になった。


 その後、流石に三回連続で酒を供した先輩と僕は休憩を取る事にした。
「す、すみません」
 休憩室に入った瞬間に、先輩に詫びる。先輩の注意を忘れ、先輩に負担をかけてしまったのだ。
 先輩の手が僕の頭に伸びた。てっきり殴られるのかと思ったが、そうではなく、優しく頭の上に手を置かれただけだった。
「最初ならあんなもんだ、次から気をつければいい」
「で、でも法度に……」
「あの客の悪い癖なんだ。新入りが居ると濁り抜きで注文して失敗させて楽しんでるんだ」
 ……なんて意地悪な客なんだろう。問題ないのだろうか?
「……悪い客じゃないんだ。新入りの宣伝にもなってるからな。多分ミドリの指名もこれから増えると思う」
「でも……、すみませんでした」
「本当に謝らなくていい。その……一回目は俺も逝ってたからな」
 クロ先輩は紅潮した顔をそらす。酒のせいではないと思いたいのは僕のわがままだろうか?
「それでも、です。……僕はマドラー役だったのでもう戻ります。先輩はもうしばらく休憩していて下さい」
「分かった。……がんばれよ」
 迷惑をかけた先輩に励まされ、元気が出てきた。先ほどまでは怒られるのが怖くて萎縮していたのに現金なものだと自分でも思う。
「はいっ」
 これ以上先輩には迷惑はかけられない。急いで仕事に戻ろうとすると、後ろから先輩に呼び止められた。
 先輩はちょっといいにくそうにしていたが意を決したように息を整えると口を開いた。
「……そういえば自己紹介がまだだったからな――」
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